MasterCard(本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区社長:ナンダン・マー)の事業部門であるMasterCard Advisorsは本日、日本の小売販売額を調査するマクロ経済レポート、SpendingPulse™の4月のレポートを発表しました。日本の小売販売額は前月比で4.0%減少しましたが、前年同月比では1.2%増加しました。良好な気象条件とゴールデンウィークの大型連休が、小売業の販売額に好影響を与えました。

4月の小売販売額の季節調整済前月比は0.5%の上昇、前年同期比で1.5%の減少となりました。各種商品小売業、織物・衣服・身の回り品小売業、電気製品小売業と燃料小売業の業績は、前年同月比で全体の販売額指数を下回りました。賃金の僅かな上昇があったものの、消費者態度指数(前月比0.9 ポイント低下)など、依然として厳しい経済環境により、今後数ヶ月は低~中程度の成長となる見通しです。

部門別に見ると、各種商品小売業の販売額成長率の過去3ヶ月の平均は、第1四半期の平均値を上回りました。景気環境は依然として厳しく、今後数ヶ月は低い成長となる見込みです。

4月の織物・衣服・身の回り品小売業の販売額は、季節調整済で前月比、前年同月比共に減少となり、過去3ヵ月間の販売額の平均値は前年同期の平均値よりさらに減少しています。良好な気象条件により販売額が改善し、大型連休の好影響はあったものの、プラス成長には至りませんでした。僅かな賃金の上昇にもかかわらず厳しい経済環境が続き、今後数ヶ月は低~中成長となる見通しです。

4月の電気製品の販売額は、季節調整済前月比で増加を見せましたが、前年同期比では減少となりました。月の上旬と下旬では大型連休の影響もあり販売が増加したものの、中旬は減少に転じました。今後数ヶ月は引き続き成長が減速すると見込んでいます。

燃料の4月の販売額は、季節調整済前月比で僅かに増加となりました。過去3ヶ月の平均は第1四半期の平均値から改善を見せています。非常に不安定な原油国際価格と為替レートの変動が、燃料の販売額に悪影響を与えています。消費者態度指数には僅かな上昇がありましたが、景気後退の見通しにより、この先数ヶ月でかなりの減速があると予測されます。

MasterCard AdvisorsのMarket Insights部門シニア・バイス・プレジデント、サラ・クインラン(Sarah Quinlan)は次のように述べています。
「全体的に見て、日本の消費者は未だ消費に消極的であることが分かります。特にあらゆる裁量支出、つまり生活必需品以外の消費に関して、その傾向が顕著に表れています。日本の消費経済においてこの傾向はしばらく続く見込みです。」

SpendingPulseは既に米国、英国、カナダ、ブラジルでサービスを提供しており、昨年は香港でローンチされました。MasterCard Advisorsは他の組織が提供する消費者動向よりも早くレポートを提供します。米国ではマクロ経済動向のレポートとして最も引用されているレポートの1つで、主要な国際的メディアが情報源として頻繁に利用しています。

SpendingPulse™ Japanについて
MasterCardはMasterCard Japanの決済ネットワークで処理された取引を分析し、現金などを含む他の決済手法の傾向を取り入れた統計的なモデルを使い、正確で効率のよいレポートを制作します。
SpendingPulse JapanはMasterCard Japanより認定を受けたあらゆる業界や、その他の追加のデータから得られた安定したデータサンプルに基づいています。

MasterCard SpendingPulse™について
2006年にMasterCard Advisorsによって設立されたMasterCard SpendingPulseは、各国の小売動向と業績についてレポートするマクロ経済の指針です。レポートは現金を含むその他の決済手法についての予測と組み合わせ、MasterCardのクレジットカードから得られた購買データを統合した消費行動に基づいています。SpendingPulseによるレポート、内容、また消費動向についての予測は、MasterCardの実際のオペレーション、或いは業績、または特定のカード発行会社のクレジットカードのデータを含んでいたり、反映したり、関連するものではありません。

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