アジア太平洋地域を訪れる中国人のアウトバウンド渡航者数が大幅に増加、
また中国人渡航者に人気の都市ランキングでは東京が第3位にランクイン

MasterCard(本社:ニューヨーク州パーチェス、以下MasterCard)は、同社が実施した調査「アジア太平洋地域渡航先ランキング(Asia Pacific Destinations Index)」の2016年のアジア太平洋地域を訪れる渡航者の出身国別ランキングで、中国が第1位にランクインしたことを発表しました。アジア太平洋地域(都市レベル)を訪れる中国人渡航者数[1]は今年5,040万人を超え、海外から同地域を訪れる渡航者(一泊以上滞在)総数の15.7%を占めると見込まれます。また、2016年にアジア太平洋地域を訪れる中国人渡航者の総消費額は453億 USドルとなり、同地域の観光支出全体の18.2%を占めると予想されます。


アジア太平洋地域を訪れる
渡航者(一泊以上)出身国ランキング2016上位10ヶ国
順位 出身国 2016年一泊以上する渡航者数
(単位:百万人)
1 中国 50.4(15.7%)
2 韓国 32.5(10.1%)
3 台湾 22.5(7.0%)
4 米国 20.6(6.4%)
5 日本 18.0(5.6%)
6 シンガポール 14.3(4.5%)
7 マレーシア 13.5(4.2%)
8 オーストラリア 13.3(4.2%)
9 英国 12.3(3.8%)
10 タイ 10.2(3.2%)

アジア太平洋地域を訪れる海外からの渡航者(一泊以上)出身国別ランキングでは、上位5カ国のうち4カ国を北東アジアの国が占め、第1位の中国に次いで韓国が第2位(3,250万人、10.1%)、台湾が第3位(2,250万人、7.0%)、米国が第4位(2,060万人、6.4%)、日本が第5位(1,800万人、5.6%)となりました。この北東アジア4カ国の市場は、2016年に同地域を訪れる海外からの渡航者(一泊以上)総数の38.4%を占めると見込まれます。

中国のアウトバウンド観光市場のアジア太平洋地域への劇的な拡大は、その成長から見て取れます。アジア太平洋地域を訪れる海外からの渡航者(一泊以上)総数に対する中国人渡航者数のシェアは、2009年には第6位(5.8%)でしたが、2012年には第1位(9.8%)にランクアップし、それ以降の5年間、中国は第1位を維持しています。またシェアにおいても2016年には15.7%を獲得し、2009年から2016年までの複合年間成長率(CAGR)は25.9%となりました。一方、日本のシェアは2009年の第1位(9.7%)から2016年に第5位(5.6%)に落ち込み、2009年から2016年までの複合年間成長率(CAGR)は1.1%に留まっています。

2016年に第4位にランクインした米国は、2009年以降アジア太平洋地域以外の国で常にトップを維持してきました。米国を除いて、アジア太平洋地域以外の国で唯一トップ10にランクインしたのは英国で、第9位となりました。

MasterCardアジア太平洋地区グローバル・プロダクツ&ソリューションズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるマシュー・ドライバー(Matthew Driver)は、次のように述べています。
「中国の経済発展やその他のアジアの新興経済国の台頭を反映し、アジア太平洋地域の主な渡航先を訪れる渡航者は大きく様変わりしました。これまで日本や香港、韓国、米国からの渡航者が訪れていた場所では、現在、中国本土からの旅行者を多く見かけるようになりました。中国の経済改革、特に可処分所得の増加は、世界の観光業の成長をけん引する最大の原動力となっています。長期的にはインドやインドネシア、またはハラル・ツーリズムのような別の分野で同じような成長を見込める一方、中国人はアジアに集中して渡航する傾向があることから、アジア太平洋地域の市場に大きな影響を与えるものと予想されます。

中国のアウトバウンド観光市場の成長は、アジア太平洋地域の観光業にとって大変ポジティブなもので、今後も業界関係者が同市場に参入し、利益を生み出せる大きな機会が残されています。他の市場と同様に、業界関係者が自社のビジネスに関連するセグメントを特定し、その独自のニーズを把握、そしてこれまで、その他の旅行分野向けに提供してきた既存のサービスを補完する形で、そのニーズに合わせた製品やサービスを開発できれば、市場競争優位性を得ることができるでしょう。」

アジア太平洋地域渡航先ランキングの上位10都市のうち4都市では、中国人が最も多く渡航しており、ソウルでは海外からの渡航者(一泊以上)総数に対する中国人渡航者のシェアが50.5%、バンコクでは38.2%、パタヤでは28.8%、プーケットでは25.6%となりました。

アジア太平洋地域
渡航先(一泊以上)ランキング2016上位10都市
順位 都市 2016年一泊以上する渡航者数
(単位:百万人)
1 バンコク 21.5
2 シンガポール 12.1
3 クアラルンプール 12.0
4 東京 11.7
5 ソウル 10.2
6 プーケット 9.9
7 香港 8.4
8 バリ 7.8
9 台北 7.3
10 パタヤ 7.3
中国人に人気のアジア太平洋地域
渡航先(一泊以上)ランキング2016上位10都市
順位 都市 2016年一泊以上する渡航者数
(単位:百万人)
1 バンコク 8.2(16.3%)
2 ソウル 5.2(10.2%)
3 東京 2.7(5.3%)
4 プーケット 2.5(5.0%)
5 パタヤ 2.1(4.2%)
6 大阪 1.9(3.7%)
7 シンガポール 1.8(3.6%)
8 台北 1.6(3.3%)
9 済州 1.5(3.1%)
10 バリ 1.4(2.7%)
アジア太平洋地域を訪れる渡航者
出身国別(総消費額)ランキング2016上位10ヶ国
順位 都市 2016年一泊以上する渡航者数
(単位:百万人)
1 中国 45.3(18.2%)
2 韓国 21.0(8.4%)
3 米国 16.2(6.5%)
4 日本 15.8(6.4%)
5 台湾 13.9(5.6%)
6 シンガポール 12.3(4.9%)
7 オーストラリア 11.3(4.5%)
8 英国 10.3(4.1%)
9 インドネシア 8.8(3.5%)
10 マレーシア 8.7(3.5%)

MasterCard「アジア太平洋地域渡航先ランキング」について
今回初となるMasterCard「アジア太平洋地域渡航先ランキング」は、毎年行われているMasterCard「世界渡航先ランキング」から派生した調査です。近年、アジア太平洋地域の都市は世界で最も急成長し、最も多くの旅行者が訪れる渡航先として台頭してきました。2015年度MasterCard「世界渡航先ランキング」によると、アジア太平洋地域の都市が人気の渡航先として上位10都市の半数を占めていました。
MasterCard「アジア太平洋地域渡航先ランキング」は、人々の旅行パターンを詳しく的確にとらえることによって、アジア太平洋地域のアイランド・リゾートや都市を含む、167都市を対象に人気渡航先ランキングを出しています。具体的には、海外からの渡航者(一泊以上滞在)総数、渡航者による渡航先都市での消費額、各渡航先での総滞在日数で都市をランク付けしています。対象となる都市は、アジア太平洋地地域の22カ国におよぶ167都市で、同地域に一泊以上する海外からの渡航者の90%がこれらの対象都市に渡航しています。
海外からの渡航者数と消費額については、公表値をもとに独自のアルゴリズムで分析を行っています。この調査や付随するレポートは、MasterCardの取引データに基づいたものではありません。

MasterCardについて
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